長野駅前路上ライブVol.1

都内から長野市へ向かう道中

ほらね〜ほらね〜

「3年後、マジで東京ドームで会いましょう!」

ほ〜ら〜ね〜〜〜〜

じゃかじゃ〜〜〜ん。

パチパチパチ

(5月6日夜の福井駅前路上ライブの一幕。その模様はこちらでご覧いただけます!)

3年後の2025年、遂に東京ドームのステージに立った時に、全国各地のファンのみんなと一緒に「ほらね、やってやったぞ!」と叫んでやろうと言う思いを込めて作った新曲「ほらね」。

今回の長野、三重、福井編を終え、既に全国路上ライブツアーのテーマソング的なものになり始めている。

言い出した頃は、半信半疑ではなかったものの、まだまだ東京ドームで演奏している自分たちの姿はボヤけていた。

だけど、GW中に更に上記の3県を周り、トータルで5県を周り終えた今、その夢は僕らだけの夢ではなく、日本各地で応援してくれているファンとの”夢”、そして”約束”として更に固い決心で支えられている。

まだまだ先は長いけど、進むべき道がしっかり見えているから頑張れそう。

迷うことなく、あとはその道を全力で駆け抜けるだけだ。


【旅程】

2022/5/2 長野駅前路上ライブ Vol.1 

2022/5/3 長野駅前路上ライブ Vol.2

長野駅前路上ライブVol.1

長野市まで都内からは「い」っと言う間だった。

あっと言う間とまでは言わないが、思いの外近く感じた。

全国路上ライブツアーを通して長距離運転に慣れてきたせいかもしれない。

いずれにせよ、案の定予定より一時間程遅れ、慌てて家を飛び出した割には早く目的地に到着した。

夕方4時頃だったと思う。

都内だと安い駐車場探し自体ストレスになるけど、駅前でも最大料金1000円前後は本当に助かる。

「天の神様の言うとおり!」っと言った具合に、いずれにせよ安いコインパーキングを一つピックアップして駐車。

さっそく駅前散策を開始。

長野駅善光寺口

「ちょうちん、デカっ!!」

まず目に飛び込んでくるのは長野市と書かれた大型ちょうちん。

「善光寺御開帳」と言う大きなイベントのデコレーションらしい。

ライブ中あれ頭に落ちてきたら痛そう。。。とか言う問題ではない。笑

広々とした駅前ロータリーには、観光客らしき人や、バスを待つ人の姿がちらほらと。

ライブのできそうな幾つかのスポットに目星をつけて、その足で8年振りの善光寺へ向かう。

こんな素敵な場所だったのか。

昔話は長くなるので割愛させて頂くが、あの時よりじっくりとその街並みや雰囲気、そしてそもそものツアー自体を楽しめている自分がいる。

さてと、あまりゆっくりもしていられない。

駅前に戻ってライブの準備だ!



機材のセットアップが終わって、演奏開始したのはなんだかんだ夜7時前。

黄昏の長野駅前にGoodMoonのサウンドが響き渡る。

遮るものがなく、四方八方ギターの音が飛んでゆく。

こんなにこの空間を独占していいのか?!と思ってしまうくらい。

騒音もなければ他に演奏をしているミュージシャンもいない。

本来は喜ぶべきことなのに、新宿での路上ライブに慣れているせいか、むしろこの環境にやや緊張気味の二人。

とにかく演奏してこの雰囲気に慣れていくしかない。

最初はちょっと小声気味で歌っていたが、徐々にヒートアップしていく。

すると、僕らの音に興味を持った人々が新鮮な距離感で足を止め始める。

遠くの方で腕を組んで壁に寄りかかっている人が、僕らの音楽を聞いてくれていたんだと、拍手をしてくれるまで気づかないこともある。

GW中のせいか、長野県民じゃない人々も沢山立ち止まってくれた。

このツアーに向けて仕上げた新曲「ほらね」と「夜行性の初期衝動」も長野で初披露。

今回のツアーを終始楽しめたのも、この二曲があったからと言っても過言では無い。

新しい曲は音楽活動を継続するモチベーションになる。

表現者である以上、常に今感じてるモノを表現していかなきゃいけないと思ってる。

そして新曲があるからこそ、これまでの楽曲もまた輝き始める。

夜9時頃、長野駅前での人生初路上ライブ終了。

独占していた駅前の空気を地元の方々へお返しする。

そこに明日から始まる三連休に胸を躍らせ、少々飲みすぎたおじさんが声を響かせる。

最初は少し固かったものの、立ち止まってくれる人々に勇気付けられ、いいライブができた。

みんな、ありがとう!

この感じで明日は出だしから更にかっ飛ばそう!

と、心に決める。

片付けた荷物を車に詰め込み、近場のラーメン屋で腹を満たし、その後長野駅から車で30分程のところにあるキャンプ場「Nagano forest village」へ向かう。

GW中、唯一空いていた宿、と言うか”小屋”がここだった。

キャンプ場の駐車場から僕らのステイする小屋まで真っ暗な山道を歩く。

マイナスとまではいかないが、気温は多分2~5度と言った感じ。

ど寒い。

いざ小屋についてビックリ。

四畳半くらいの木造の部屋は、ただの木造の四畳半くらいの部屋だった。

つまり小さな木造の部屋である以上も以下もないと言った感じ。

(この写真は翌朝撮影されたもの。夜は真っ暗で何も見えなかった。)

エアコン、ストーブ、トイレ、洗面所もじゅうたんも、なぁんにもありません!!

潔くて好き!!

っしゃーめっちゃ興奮してきた。(変なところでテンションが上がる性格。笑)

当初長野ツアーは2泊3日を予定していて、2日目は車中泊を考えていた。

なので運よく?布団一式は持っていた。

車まで山道を戻り、二人で布団を担いでまた山小屋へ。

「さてと、どうすっか?笑。」

途方に暮れる二人。笑

こんなことは今まで海外を旅してきていくらでもあった。

こわいものなど何もない。

ただ、寒くて仕方ない。

こう言う時兄弟ってのは助かる。

なんの恥じらいもなく

「今夜は二人で温め合って寝よう!」

と二人で一人分の布団に、イワシの”めざし”の様に縦一列に横たわる。

「これ絶対寝れないやつじゃん。。。」

明日はまず銭湯にでも行って、あったかい風呂に浸かろう。



さて、グローバルな音楽バカ兄弟の新たな旅は始まったばかり。

これからまたどんなドラマが生まれるのだろう。

次回のブログ「長野駅前路上ライブ Vol.2」も是非お楽しみに!



今回のブロガー : 兄きみたろう