近鉄四日市駅前路上ライブVol.1


この日、近鉄四日市駅に到着したのは夕方6時頃。

家から車で約4時間。

立ち昇る白煙とネオンの光、途中四日市コンビナートを左手に見ながら夕暮れの国道23号を走行。

「もうすぐだ!」

広い道幅の大きな交差点で”ぶれない様握ったハンドルを右に切って”、あとは駅まで数百メートル直進。

駅周辺に漂う新鮮な空気感と、そのちょっとした異世界感に二人とも興奮し始める。

駅前商店街やどこへ続いていくのかわからない道、あぁ全部箱に詰めて持ち帰りたい。

毎回ツアー先で観光もできたらなぁと思うけど、何せスケジュールがタイト。

さくっと駅を一周してライブのできそうなスポットを探す。


ふれあいモール側の出口から一直線に伸びる歩行者専用の通路がなんだかいい雰囲気。

「よし、ここでやってみよう!」

近くに車を止め、荷物をゴロゴロ、さっそく準備開始。


最近になってキーボードを取り入れた。

ギターロックだけじゃ物足りなくなり、以前からトライしてみたかったギター&キーボードロックの挑戦も始めた。

その延長線上で新曲「ほらね」や「夜行性の初期衝動」も生まれたわけだが、何せその分機材が増えた。

アンプ、ギター、キーボード、エフェクターボード、物販、その他諸々。

我ながらこの量の機材をよく二人で運べる程度にコンパクトにまとめられたなぁと思う。笑


ふと道を行き交う人々の声に耳を立てる。

「何してるん?」、「あぁ、そうなんや〜。」

おお、やっぱり関西弁なのか!

未だに三重が近畿地方、中部地方のどちらに属しているのか謎だが、ここ四日市市周辺では、言葉は一応関西寄りだと言うことが判明。


しばらくすると、今回僕らを三重に呼んでくれたファンの方が到着。

「お久しぶりです!」

かれこれ10年近く僕らを応援してくれている方との再会。

「お久しぶりです!!」

今ではもう結婚もされてお子さんも二人いると言う。

時の流れを感じざるを得ない。

今日は懐かしのTarO&JirO時代のTシャツも着てきてくれた。

激動の10年間。世界中を飛び回り、メジャーになったり辞めたり、また海外に渡っては、今度はソロ活動をしたり。

いつだってそんな僕らの音楽の旅をどこかの誰かが共有して、そして応援てくれているんだと思うと、なんだか感慨深い気持ちになった。

そしてそう言う気持ちがこのツアーを通してどんどん決意に変わってゆく。

マジで東京ドーム、絶対やってやんないとな。


セットアップが終わると、既に数人の人だかりができていた。

先ほどのファンの方や、興味深そうに足を止めてくれた現地の通行人、同県、また他県からライブを見に駆けつけてくれた方々だ。

その中には僕らがクトゥルフ朗読劇『華蝕の匣』のオープニング&エンディングに書き下ろしたインスト曲「Cthulhu」を聞いてファンになってくれたと言う方もいたり、多方面からの新たな出会いにただただ心が弾む。

(※「Cthulhu」は僕らが2020年にリリースしたPop-Lexと言うアルバムに収録されています。Spotify、iTunes等のサブスクにてご視聴可能です。またこちらからCDのご購入も可能です。)


「よし、せっかく三重まで来たんだ、今夜もめちゃくちゃ楽しんでやる。」

普段の路上ライブは、その場の雰囲気や気分に合わせて曲を選んだりするが、この日は大体のセットリストを決めてライブスタート。

計20曲をほぼノンストップで歌い上げる。

一部曖昧だけど、その日のセットリスト。

1 Can’t Stop (カヴァー)

2 Cube

3 Unicorn

4 ツバメ返し

5 夜行性の初期衝動

6 Silent Siren

7 ほらね

8 Razor Gazer

9 Nonkey Kong in the Zoo

10 記憶

11 Killing Time

12 Once in a while

13 Falling outta Love

14 つま先

15 大人の運動会

16 Nono

17 When I Feel on Top of the World

18 All in Your Head

19ペロレラレボリューション

ワンマンライブ並みのボリューム!笑

終始警察に止められることもなく、ライブは無事終了。

人通りは多くはなかったけれど、CDも売れたし、フライヤーも配れたし、手応えバッチリ!

配信ライブも同時に行ったので全国各地のファンがライブを見てくれた。

みんなありがとう!!

この日は四日市に隣接する桑名市内の宿”MuGicafe”にステイ。

厳密に言うと、古民家をリノベーションしたそのカフェの中庭を挟んで向かいの離れに泊まった。

前回の”極寒の山小屋 (長野駅前路上ライブVol.1)”のこともあり、とりあえず一人一つずつ布団があればそれ以上は何も求めない、と言った心持ちだった。笑

ところが蓋を開けてびっくり。

めちゃくちゃええところやん!

僕らを迎えてくれたオーナーさんも親切でとても気さくな方。

しかもなんとお風呂はトトロに出てくる五右衛門風呂。

あったかいお湯で疲れた体を癒し、テンションの上がった兄弟はつい浮かれて、お洒落なカフェに進化した昭和感満載の畳の居間で乾杯。

くぅあ〜!


残りのツアーも楽しくなる気しかしない。

明日はお昼にまた四日市駅前でライブしてその後は福井に向け出発だ!!

飲み過ぎない程度に今夜はこの高揚感をつまみに Keep on ゴクゴクゴク。

くぅわぁーー!!笑


では、また明日!



今回のブロガー : 兄きみたろう

長野駅前路上ライブVol.2


目が覚めるとそこは小屋だった。


よかった。



これで目の前に虹色の雲や天使の舞うお花畑が広がっていたらどうしようかと思った。


極寒の山小屋で兄弟二人、なんとか一夜を明かすことができた。



さぁ全くもって疲れが取れた気はしないが取り敢えず2日目の始まりだ!


外へ出るとなかなか気持ちい林の中。

景気付けにキャンプ場のカフェで美味しい朝食をオーダー!


メインはもちろんサンドイッチなんだけど

空気が

野菜が

水が

そしてコーヒーがとにかくうまい!

朝食を平らげエナジー補給完了!


先ずはこの冷えきった体を温めようと市内の銭湯を探して向かうことに!



途中山道を下っているとだんだんと気温が暖かくなっていくのを感じた。


そこで道路脇にあった温度計を見てみると「9℃」だった。



9℃で暖かく感じるとはいったい昨夜の山小屋では何℃だったんだ…?!!!


改めて頬をつねってみる。


「大丈夫、生きている!」


さて、銭湯についた!!

見た目からしていい湯につかれそうでワクワク


早速体を洗って先ずは露天風呂に入ってみようと足をつけたその瞬間…



「冷たい。。。」



信じられずに隣のお風呂にも足を入れてみる



「やっぱり冷たい。。。」



パニクりながら振り返ってみると


先に体を洗い終え残り一つの露天風呂に浸っていたタローが


後輩の失敗を優しく見守るような顔でニヤリと頷きながらこっちを見ている。



「いや、知ってるなら先に言ってよ!」



何はともあれ残りのちゃんと温かい露天風呂と内湯でじっくり体を温めた。



一風呂浴びていい気分のまま市内に到着。




さて、実は昨日知ったことだが駅前では16時頃までイベントが行われているらしい。


第二路上ライブ候補地として上がっていた権堂アーケード入口脇に車を止める。


「うむ。これが少子高齢化というものか。」


お世辞にも賑わっているとは言えないその光景に尻込む二人。



結局車の中で少し練習をして夜の路上ライブの為に体力を温存することにした。


18:00 イベントが終わって片付いた駅前で2日目の路上ライブを開始!!


今日は他県からもファンの方が数人応援しに来てくれた!


アウェイでやるのも好きだけど、やっぱり応援してくれている人が目の前にいるのは心強さが違う。


一曲目から昨日より少し音量を上げて演奏を始める…!!


「お?」


昨日よりも反応がいい。


一人二人と立ち止まって聴いていく人々が目の前に弧を描いていく。


このじわじわと盛り上がっていく感覚が路上ライブの楽しいところだ。



最初はいつもドキドキ。


誰一人立ち止まってくれないんじゃないか。


そう思う日だってある。



でも今目の前にあるのは俺らの音楽を聴きに来てくれたファンの笑顔と


興味深そうに聴いてくれている初めましての人たち。



改めてまたこうやって路上ライブをできてる喜びをしみじみ噛みしめる。


さて、この日一つ懸念していることがあった。


ワラワラ企画」の物々交換だ。



今までは現地のファンからのリクエストがあっての遠征だったので

呼んでくれたファンの方と基本的には物々交換をしてきたのだが


今回の長野編は実は全て体当たりだった。


なので現地で初めて出会った人と交換をする必要があった。



MCでもワラワラ企画を説明して、立ち止まって聴いてくれている現地の人にあおってみる。

ただ、そんなに簡単に都合よく交換できる品を持ち合わせている人は見つからない。


そんな中、演奏をしてはMCであおるを続けていると

バンドをやっていると思われる男の子たちが反応を見せた!



「僕のドラムスティックでいいですか…??」


この際ドラムスティックだろうが、野菜スティックだろうが、丸の内サディスティックだろうが構わない!


いや、っていうか地元の若きバンドマンと物々交換できるなんて激アツいじゃないか!

地元長野の高校生バンド”WILLIAM TALE”ドラマーのMio君


そうして体当たりワラワラ企画は長野駅前通行人たちが見守る中、大盛況のうちに無事終えることができた。


改めてWILLIAM TALEの皆さんに感謝!

今度は一緒にライブしよう!

夜21時を過ぎ、人通りも少なくなってきたところで路上ライブを終えた!


改めて長野駅ありがとう!!



最後に通りのファミレスで全国路上ライブツアーの応援グッズ「手書きメッセージ入りポストカード」の購入者宛てにメッセージを書きながら二日間の路上ツアーに思いを馳せる。



「あぁそう言えばそば食ってなかったなぁ」



2度目の長野遠征に行く理由が早くも見つかった。





今回のブロガー:弟ともじろう

長野駅前路上ライブVol.1

都内から長野市へ向かう道中

ほらね〜ほらね〜

「3年後、マジで東京ドームで会いましょう!」

ほ〜ら〜ね〜〜〜〜

じゃかじゃ〜〜〜ん。

パチパチパチ

(5月6日夜の福井駅前路上ライブの一幕。その模様はこちらでご覧いただけます!)

3年後の2025年、遂に東京ドームのステージに立った時に、全国各地のファンのみんなと一緒に「ほらね、やってやったぞ!」と叫んでやろうと言う思いを込めて作った新曲「ほらね」。

今回の長野、三重、福井編を終え、既に全国路上ライブツアーのテーマソング的なものになり始めている。

言い出した頃は、半信半疑ではなかったものの、まだまだ東京ドームで演奏している自分たちの姿はボヤけていた。

だけど、GW中に更に上記の3県を周り、トータルで5県を周り終えた今、その夢は僕らだけの夢ではなく、日本各地で応援してくれているファンとの”夢”、そして”約束”として更に固い決心で支えられている。

まだまだ先は長いけど、進むべき道がしっかり見えているから頑張れそう。

迷うことなく、あとはその道を全力で駆け抜けるだけだ。


【旅程】

2022/5/2 長野駅前路上ライブ Vol.1 

2022/5/3 長野駅前路上ライブ Vol.2

長野駅前路上ライブVol.1

長野市まで都内からは「い」っと言う間だった。

あっと言う間とまでは言わないが、思いの外近く感じた。

全国路上ライブツアーを通して長距離運転に慣れてきたせいかもしれない。

いずれにせよ、案の定予定より一時間程遅れ、慌てて家を飛び出した割には早く目的地に到着した。

夕方4時頃だったと思う。

都内だと安い駐車場探し自体ストレスになるけど、駅前でも最大料金1000円前後は本当に助かる。

「天の神様の言うとおり!」っと言った具合に、いずれにせよ安いコインパーキングを一つピックアップして駐車。

さっそく駅前散策を開始。

長野駅善光寺口

「ちょうちん、デカっ!!」

まず目に飛び込んでくるのは長野市と書かれた大型ちょうちん。

「善光寺御開帳」と言う大きなイベントのデコレーションらしい。

ライブ中あれ頭に落ちてきたら痛そう。。。とか言う問題ではない。笑

広々とした駅前ロータリーには、観光客らしき人や、バスを待つ人の姿がちらほらと。

ライブのできそうな幾つかのスポットに目星をつけて、その足で8年振りの善光寺へ向かう。

こんな素敵な場所だったのか。

昔話は長くなるので割愛させて頂くが、あの時よりじっくりとその街並みや雰囲気、そしてそもそものツアー自体を楽しめている自分がいる。

さてと、あまりゆっくりもしていられない。

駅前に戻ってライブの準備だ!



機材のセットアップが終わって、演奏開始したのはなんだかんだ夜7時前。

黄昏の長野駅前にGoodMoonのサウンドが響き渡る。

遮るものがなく、四方八方ギターの音が飛んでゆく。

こんなにこの空間を独占していいのか?!と思ってしまうくらい。

騒音もなければ他に演奏をしているミュージシャンもいない。

本来は喜ぶべきことなのに、新宿での路上ライブに慣れているせいか、むしろこの環境にやや緊張気味の二人。

とにかく演奏してこの雰囲気に慣れていくしかない。

最初はちょっと小声気味で歌っていたが、徐々にヒートアップしていく。

すると、僕らの音に興味を持った人々が新鮮な距離感で足を止め始める。

遠くの方で腕を組んで壁に寄りかかっている人が、僕らの音楽を聞いてくれていたんだと、拍手をしてくれるまで気づかないこともある。

GW中のせいか、長野県民じゃない人々も沢山立ち止まってくれた。

このツアーに向けて仕上げた新曲「ほらね」と「夜行性の初期衝動」も長野で初披露。

今回のツアーを終始楽しめたのも、この二曲があったからと言っても過言では無い。

新しい曲は音楽活動を継続するモチベーションになる。

表現者である以上、常に今感じてるモノを表現していかなきゃいけないと思ってる。

そして新曲があるからこそ、これまでの楽曲もまた輝き始める。

夜9時頃、長野駅前での人生初路上ライブ終了。

独占していた駅前の空気を地元の方々へお返しする。

そこに明日から始まる三連休に胸を躍らせ、少々飲みすぎたおじさんが声を響かせる。

最初は少し固かったものの、立ち止まってくれる人々に勇気付けられ、いいライブができた。

みんな、ありがとう!

この感じで明日は出だしから更にかっ飛ばそう!

と、心に決める。

片付けた荷物を車に詰め込み、近場のラーメン屋で腹を満たし、その後長野駅から車で30分程のところにあるキャンプ場「Nagano forest village」へ向かう。

GW中、唯一空いていた宿、と言うか”小屋”がここだった。

キャンプ場の駐車場から僕らのステイする小屋まで真っ暗な山道を歩く。

マイナスとまではいかないが、気温は多分2~5度と言った感じ。

ど寒い。

いざ小屋についてビックリ。

四畳半くらいの木造の部屋は、ただの木造の四畳半くらいの部屋だった。

つまり小さな木造の部屋である以上も以下もないと言った感じ。

(この写真は翌朝撮影されたもの。夜は真っ暗で何も見えなかった。)

エアコン、ストーブ、トイレ、洗面所もじゅうたんも、なぁんにもありません!!

潔くて好き!!

っしゃーめっちゃ興奮してきた。(変なところでテンションが上がる性格。笑)

当初長野ツアーは2泊3日を予定していて、2日目は車中泊を考えていた。

なので運よく?布団一式は持っていた。

車まで山道を戻り、二人で布団を担いでまた山小屋へ。

「さてと、どうすっか?笑。」

途方に暮れる二人。笑

こんなことは今まで海外を旅してきていくらでもあった。

こわいものなど何もない。

ただ、寒くて仕方ない。

こう言う時兄弟ってのは助かる。

なんの恥じらいもなく

「今夜は二人で温め合って寝よう!」

と二人で一人分の布団に、イワシの”めざし”の様に縦一列に横たわる。

「これ絶対寝れないやつじゃん。。。」

明日はまず銭湯にでも行って、あったかい風呂に浸かろう。



さて、グローバルな音楽バカ兄弟の新たな旅は始まったばかり。

これからまたどんなドラマが生まれるのだろう。

次回のブログ「長野駅前路上ライブ Vol.2」も是非お楽しみに!



今回のブロガー : 兄きみたろう

蜂の子初体験


さてこの鹿児島ツアーも中盤に差し掛かった。

既に一週間以上ここに居るんじゃないかって錯覚するくらい濃厚な毎日だ。

兄Kimitaroはそれをエスプレッソコーヒーに例えたが

ツアー中盤の11、12日はまさにその濃ゆいエスプレッソにミルクと砂糖を加えたような2日間だった。


「*遠足前夜急性不眠症」による寝不足のツケが回ってきたのが11日。
(*Live at カフェRich / 鹿児島中央駅前路上ライブVol.2を参照)

昼過ぎまでダラダラ寝過ごした。


天気も九州にいるとは思えないくらいの寒さだ。

体もまだ少し疲れが残っているのでこの日は無理せず、せっかくなので温泉に浸かりに行くことにした。

写真は関平温泉HPより

向かったのは地元の人もオススメの関平温泉。

こちらは泉質がアトピーや敏感肌にも良いらしく、なるほどお湯から上がってもいつも程肌がカサカサしない。

多くのミネラル成分を豊富に含んでいて特にシリカという肌のバリア機能を高めるのに重要な役割を持つ成分を多く含んでいるらしい。

気になる方はぜひチェックしてみて→関平温泉HP



そして12日。

ついに早く起きた…!!
ツアー5日目にしてやっとお天とさんより早く起きることに成功した!

「5日目の正直」という言葉があればまさにそれだ。(ない)


そう今日は泣いても笑ってもここ鹿児島・横川で過ごす最後の日だ。

今日は路上に行く前に近辺で色々行きたい場所に行っておくことにした!


まずは霧島連山から昇る朝日を出迎えに、丸岡公園に向かった。

丸岡公園の丘の上に登って日の出時間を待っていると

グローバルな寝坊助兄弟に先を越されたお天道様が恥ずかしそうに顔を出す。

やっと一緒に撮れた🌅


朝日を拝んだ二人が次に向かったのは大浪池(おおなみのいけ)だ。

霧島山の火口に水が溜まってできた日本一高いところにある山頂火口湖

「君の名は。」に出てくる糸守湖を彷彿とさせる絶景だ。

水がド綺麗。寒さを忘れて思わず飛び込みたくなった


実はこの絶景が見れるまでには約40分の登山道を登ってくる必要がある。

久々の早起きで悲鳴をあげている体に更にムチを打つべくギターを担いで登山道を登った。


と言うのも湖をバックに演奏している動画を撮りたかったからだ。

ところがここは標高1412m、真冬の山の頂。


極寒である。


何度かチャレンジしたが指が動かない。

そして体が冷えて声も出ない。


ストレッチをして体を温めたり極限まで頑張ってみたが
無理なものはやはり無理だった。


~今日の教訓~

「無理なものは無理」

「こんにゃくは芋からできている」



さて、絶景礼拝と極寒苦行を終えた二人は下界へ戻り今回のツアー最後の路上ライブをしに再び鹿児島中央駅へ向かった。


平日ということもあり人通りも少なかったが

それでも足を止めて聴いてくれる人がいることに改めて勇気をもらった!

最後に連日立ち止まって聴いてくれていた地元のファンの方に
明日鹿屋に行く道中で食べてくださいとアップルパイをいただいた!

こんなもん無条件で美味い。


本当にみんなありがとう!

短い間だったけど鹿児島中央駅はもう俺らのホームだ。

また必ず戻ってくるぜ!

東急ハンズがスポンサーから降板、GoodMoon不祥事か。


さて、この日の夜は横川でお世話になった人たちを呼んで「*あがり」を行うことにした。
(*鹿児島弁[横川弁?]で打ち上げのこと)

横川にいる間本当に沢山の人の温かさを感じた。


いつも俺らのことを気にかけてくれて

毎日何かしらをもらった(主に食べ物と焼酎。笑)


そんなみんなの優しさに少しでもお返しがしたい

いや、もう少し触れていたいと思った。


平日の夜だったので来れないって人もいたが

いざ蓋をあけてみるとみんな集まっていた笑


「行く行くー」と言いつつ何かしらの理由をつけて結局来ない人の多い東京とは真逆だ

自分も無意識にそんな人間になっていたりするから気をつけなきゃな。


そして食卓には最後の夜を盛り上げるのにふさわしいボスが鎮座していた


蜂の子だ笑(以下虫苦手な人は注意⚠️)


見てくれ、このつぶらな瞳を。

こんな綺麗な瞳で見つめられたら食べられないよ💦(ただの言い訳)


心を鬼にして(勇気を振り絞って)

「パクッ」

「。。。ふむふむ」

「いや、普通にいける!笑」


見た目こそアレだけど味はコクがあってなかなか美味だ

そして蜂の子は栄養価も高く、さらには二日酔いにもめちゃくちゃ効くらしい

これからはツアーのお供に持っていくか笑


そんなこんなで横川最後の夜も笑顔に包まれ過ぎていった。

名残を惜しみつつ、みんなにお別れ。


「テレビで見れるのを楽しみに待ってるよー!!!!」

「東京ドーム必ず見にいくからねー!!!!」


疑いもなく放たれるみんなのそんな言葉に改めて勇気をもらう。

でもその前にもまた必ず会いに来ます!


にしても今日もなんだかんだ結局濃い1日だった。

この濃厚さ、何かに似ていると思えば


そう、さっき食べた蜂の子だ。

濃厚なKISS

【今回のブロガー:弟Tomojiro】

Live at カフェRich / 鹿児島中央駅前路上ライブVol.2


今日も、なんともエスプレッソな1日だった。

鹿児島中央駅前での路上ライブを終え、街灯のない不慣れな夜の山道を中古のHONDAステップワゴンがちんたら走る。

ツアー中は、一日一日が実に”濃い”。

濃過ぎて胃に穴が空きそうなくらい充実している。

弟はそれを鹿児島の焼酎に例えたが、俺はコーヒーに例えてみる。

と言うのも今日は郡山町にある「Rich」と言うカフェでライブだったのだ。

普段はJazzが流れているであろう雪山のロッジ風なお洒落な空間は、ロックと笑い声に埋め尽くされ、本当に贅沢な時間を過ごすことができた。

カフェでのライブ後は鹿児島中央駅へ移動して路上ライブ。

こちらも昨日に引き続き大盛り上がり。

濃いなぁ、実に。

この濃さだとまたブログ長くなってしまいそうだからミルクと砂糖でちょっと薄めるべきか?

はたまたストレートに”ブラック”で綴ってゆくべきか。



1月10日(月・祝)、ツアー5日目。

この日の朝はなかなか布団から出れず、結局昼前までゴロゴロ。

ツアー初日のフェリーでの雑魚寝以来、眠れない夜が続いているのだ。

Sleepless nights。

でも、これはいわゆる「遠足前夜急性不眠症」と言うやつ。

脳が常に興奮状態になってしまっているのだ。

しばらくして、しょっこらよっと布団から立ち上がり、やっと一日を始める。

呆れたお天道様が、「まったくしょうがないねぇ」と言った感じで障子に開いた穴から陽の光を俺に少しおすそ分け。

今日もいい天気だ。

まずは霧島の天然温泉水「関平鉱泉」をコップ一杯胃袋に流し込む。

ゴクゴクゴク。

くぅぅう、うまい!

生ビールの最初の一口と同じリアクション。

なんなら泡ひげができた気分。

部屋の時計をチラッ。

オーマイゴッド、言ってもそんな時間ないじゃん!?(いつものパターン)

空想の泡ひげとガチの髭を整えて、歯を磨いたならレッツラゴー!

ぶぅ〜ん。(おならじゃなくて車の音)


俺らのステイしている横川から南西へ車を走らせ約45分、県道40号線沿いにカフェRichはある。

今日のイベントを共同企画してくれたのは、かれこれ7、8年ほど前に僕らの音楽に出会い、それ以来ずっと応援してくれている方。

今回僕らの全国路上ライブツアーのことを知り、連絡をくれたのだ。

現在鹿児島市内の大学に通っていて、彼女の所属している軽音サークルの方々の協力もあり本日のライブが実現した。

午後1時過ぎ、Richに到着。

雪山のロッジ風なカフェの中では、集まってくれた学生さんたちが既に自前のドラムキットを組み立て始めていた。

事前のやり取りで、一緒に演奏出来たらいいね!みたいな事を話していたのだ。

こんにちは!

いつも通り挨拶と自己紹介をして、俺らも早速セットアップ開始。

※PAはいないので、路上ライブ同様、マイクやギターアンプのボリュームなど一通り自分たちでサウンドチェックを行う。

(※ライブで音響全般の調整や管理を行う人のこと。)

ウッディーな空間が自然なリバーブを生み出し、寝ぼけたCの音ですら心地よくこだまする。

ふとカフェの入り口に目をやると、見覚えぼのある姿が。

その方も僕らをずっと応援してくれている方で、今日は他県から遥々遠征をしてライブを見にきてくれたのだ。

俺ら、愛されてるなぁ。笑

嬉しくて益々気合が入る。

準備を終え、車の中でささっと衣装に着替える。

さーてと、今日も楽しませてもらいますぜ!

【本日のセットリスト】

1 Snake bite / Silent siren

2 Unicorn

3 ツバメ返し

4 Can’t stop(レッチリのカバー)

5 Cube

6 Razor gazer w/ 軽音サークルメンバー

7 Nonkey Kong in the zoo

8 Too dark to live

9 Killing time w/ 軽音サークルメンバー

10 Once in a while

11 ペロレラレボリューション w/軽音サークルメンバー

アンコール

Nonkey Kong in the zoo w/軽音サークルメンバー


カフェと言うこともあり、オーディエンスとの距離も近いので、時折MCを挟んでみんなと交流しつつも、5曲目の「Cube」までほぼノンストップでテンポ良く演奏していく。

6曲目「Razor Gazer」でドラム、カホン、ギターに軽音サークルの学生さんたちを迎えて演奏。

俺はギターの代わりにキーボードを担当。

入りのタイミングだけ軽く合わせ、あとはぶっつけ本番。

究極の無茶振り。笑

にも関わらずみんなバッチリ合わせてくれる。

さすが軽音サークル!

2番の間奏明けで、更なる無茶振り。

ギター→ドラム→カホン

と言う順番でソロ回しを促す。

でもみんな物怖じせずにクールにソロを決めてゆく。

一周したところで歌に戻り、最後のサビを歌い上げてフィナーレ。

思わず勇敢な学生さんたちに俺らが拍手!

パチパチ×100

ちなみに彼らにやらすだけやらしておいて、自分たちはソロをとらないと言う悪いお兄さん達。笑


8曲目「Too dark to live」。

メジャー時代にリリースした楽曲で、2018年にアイルランドでソロ活動をしている時にも現地のパブでよく歌った曲。

ちなみに最初の「Silent siren」とこの曲、そして10曲目の「Once in a while」は今回のイベントを企画してくれたファンの方のリクエスト!


9曲目の「Killing Time」も先程の打楽器隊にカホンとコンガで参加してもらう。

こちらもぶっつけ本番。

想像以上にそれらの打楽器とアコースティックギターの交ざり合った音が心地よく、まるで春風が心を吹いたかの様。

なんだかんだ後半はほぼ一曲おきに学生さんを交えて演奏。

オーディエンスのみんなも手拍子やダンスで参加してくれて、終始楽しい雰囲気のライブとなった。

フェイスシールド越しに見えるついさっきまで初めましてだった顔も今は友の顔。

ギターのワンストロークが僕らを繋げてくれる。

不思議だなぁ。

このツアーをしていなかったらきっと出会っていなかったんだろうな。

改めてこのツアーの意義を感じると共に、こんな素敵な出会いを与えてれるファンの方々に感謝である。

ちなみにこのカフェは、先程カホンを叩いてくれた学生さんのご家族が経営していて、ライブ後には美味しいコーヒーとケーキを出してくれた。

何も知らずパクパクとケーキを食べていると、誰かが「実は今日はカホン君(仮名)の誕生日ですよ!」と教えてくれた。

お祝いもしないで人のバースデーケーキをむさぼる悪いお兄さんたち。笑

慌ててケーキをコーヒーで流し込み、ギターを手に取り”ハッピーバースデー”を歌う。

カホン君、お誕生日おめでとう!!


その後、彼のリクエスト「Nonkey Kong in the zoo」をアンコールとして演奏することに。

彼はこの曲が好きで事前に僕らのYouTubeチャンネル「GoodMoon Sessions」を見てドラムを練習してくれていたのだ。

ドラム、カホン、コンガを交えた5人体制でのノンコン、まるで自分がチンパンジーになってジャングルを駆け抜けているかの様な疾走感だった!

もっとみんなと一緒に演奏したかったが、我らは日が暮れる前に路上ライブへ行かねばならぬ。

最後に全員で記念写真を撮って帰り支度を始める。


去り際、カホン君の小学生の従兄弟が

「僕、GoodMoonの追っかけになろうかな。」

と一言。

「追っかけになったよ!」

じゃなくて

「なろうかな。」ってところがめちゃくちゃチャーミング。笑

余談だが、彼は県内のプログラミング大会で2位らしく、最初に会話をした時から頭の回転がめちゃくちゃ速い子だなぁ、と感心していた。

そしてライブ中も僕らのMCに面白おかしく返答してくれたり、Tomojiroがふざけて、「これから道路交通法違反しに行きます!」と言ったのに対し、「道路交通法違反がんばって来てください!」と返してきたりと、その天才ぶりを発揮していた。笑


名残惜しくもみんなに別れを告げ、悪いお兄さんたちは道路交通法違反をしに鹿児島中央駅へ出発。




ぶぅ〜ん。




今日の朝、渋々俺に陽の光をおすそ分けしてくれたお天道様も、路上ライブの準備が終わる頃にはいなくなってしまった。

「まったくしょうがないな〜。」


なんだかんだ、演奏を始めたのは6時頃。

明日は平日ということもあり人通りは少なめ。

ただ、先程のRichでのライブでばっちり元気をチャージできたので、今日もうまくいきそうな気がしてる。

まずは一曲目「Contrast」を演奏してみる。

すると思ってた以上の人々が足を止めてくれる。

続いて「Unicorn」。

これがオーディエンスの中にいた数人の新成人たちにビンゴだったらしく、彼らはその後消えてはまた現れを何度か繰り返し、最終的に群れをなして戻って来ることとなる。笑


路上ライブでKeyとなるのは、どれだけ自分たちが演奏を楽しめるか。

人を止める為に演奏する時ほど、人が止まらない時はない。

この日はなんだか楽しくて、人通りが少ない割には足を止めてくれる人が多く、時間はあっという間に過ぎていった。

しばらくすると先程の新成人が群れをなして戻って来た。笑

そして昨日の路上ライブ同様、俺らの目の前でダンス大会が始まる。

若さ溢れる新成人たちの舞。

いい、すごくいい。

老若男女問わず人々が自由に自分たちを表現するこの鹿児島の県民性、大好き。

結局最後は駅前の警備員に止められてしまったものの、集まってくれたオーディエンスのおかげで本当に楽しい路上ライブをすることができた。

みんな、本当にありがとう!!


ライブ後、地元の人が教えてくれたオススメの焼き鳥屋で、しこたま焼かれた鳥を買って帰路に立つ。

ぶぅ〜ん。

今日も、なんともエスプレッソな1日だった。

鹿児島中央駅前での路上ライブを終え、街灯のない不慣れな夜の山道を中古のHONDAステップワゴンがちんたら走る。

ただ、エスプレッソの様に濃い1日ではあったものの、そのカフェインは「遠足前夜急性不眠症」を患っている俺には足らず、重いまぶたをこじ開けるのに必死だ。

明日くらいはボケェ〜っと、何もせずにアメリカンコーヒーな一日でも過ごそうかしら。

【今回のブロガー:兄Kimitaro】

鹿児島中央駅前初路上ライブ

「明日は早く起きて横川の街を散歩するぞ!」

なぜ人は出来ないと分かってることを何度も口にするのだろう

目が覚めて時計を見るともう10時過ぎ。。。陽はとうに登っている

もはや驚きはない。

それよりも驚きなのは二日酔いがないことだ。

二日酔いがないどころかむしろ体もすこぶる調子が良い気がする!


昨日の夜は結構飲んだ。

今回の大隅横川駅でのライブの開催の為、色々動いてくれた地元の人たちと共にイベントの成功を祝い美味しい焼酎を飲み交わした。

こっちに来るまで焼酎をそんなに飲むことはなかったが

やはり本場で飲む焼酎はうまい。

そして鹿児島男児、よく飲む。(男児というかおじ様たち笑)

こっちも負けまいとグラスを飲み干すと待ってましたとばかりに次の焼酎が注がれる。

そして何よりみんな愉快だ。

よく笑う。

お酒飲んでるから楽しい、以上の楽しさがある。

子どもの頃、クラスの一番の仲良したちと遊んでる時みたいな

何をするから楽しい、じゃなくて一緒にいるから楽しい

みたいな感覚。

初めて来た場所なのに旧友に会ったかのように懐かしく、温かな感覚を確かに感じた。



そんな訳で早くは起きれなかったが

清々しい気分で目が覚めた。

さて、今日は鹿児島で初となる路上ライブをしに行く日だ!

支度を終え、いざ出発。

向かうは横川から下道で1時間ちょい離れた所にある鹿児島中央駅だ。

鹿児島に来て気づいたことは結構山道が多いことだ。

海のイメージが強かったのでこれは意外だった。

そして霧島の山道を抜けるとついに海が見えた

「あーっ、桜島!!!!」

東名高速で富士山が顔を出した時と同じようなテンションで写真を撮る。

眺めのいい海沿いの道を通って市街地に入る。

路面電車の走る新旧入り混じった雰囲気のある街並みだ。

「普通に街歩きしたいな~」なんて思っていながら外を眺めていると観覧車を背中に携えた大きな駅が見えてきた!

これが鹿児島中央駅か!

時刻は14:00過ぎ。

スポットを決めて路上ライブの準備!

東急ハンズのロゴの指が完全に俺らを指してる

前回のスポンサー「成城石井」に続き今回はどうやら東急ハンズが鹿児島ツアーのスポンサーになってくれる見たいだ笑

俺らの音楽は鹿児島中央駅前でどのように響くのか

いざ演奏を始める。

すると最初に立ち止まって聴いてくれたのはダンスをやっている女の子とそのお父さんだった。

どうやら今日は駅前の広場でダンス大会が行われているらしい。

そして演奏を続けているとおじさんが一人踊り出した。

するとまた別のおじさんも踊り出す

周りの観衆の目など気にせずノリノリで独自のダンスを繰り広げるおじさんズ

演奏しながらむしろこっちが呆気にとられる。

鹿児島に来てから感じていたのだが

こっちのおじさんたちめっちゃ元気じゃね?

聞くところによると一人はこの辺では有名なダンスおじさんらしい。

おじさんと言ってしまったが見た目はシュッとした確かにダンスをやってそうなおじ様だ。

そんな感じで路上ダンスパーティを交えつつ徐々に立ち止まって聴いてくれる人も増えてきた。

途中一度休憩を挟んで後半戦へ。

夕方になると駅前広場でのダンスイベントも終わり、イベント参加者たちが流れてきた。

この日の路上ライブは終始ダンスとの共演だったと言っても過言ではない。

中でも印象的だったのがなんとその日行われていたダンスイベントの優勝者、そしてちびっ子姉弟ダンサーたちとコラボしたことだった。

ちゃんと動きが既にダンサーなのだ

恐らくまだ靴紐の結び方もやっと覚えられたか覚えられないかくらいの子どもが

キレキレの大人ダンサーと交じってフリースタイルダンスを繰り広げていく

やっぱりこれくらいの子どものマネる能力は最強だよな

と思いながらこっそり新曲のリフでタローとダンスフロアと化した駅前を盛り上げる。

路上ライブをやってると何だか予想もしてなかったことが色々あるな~

夜8時になり、人通りも少なくなってきたところでこの日の路上ライブを終えた。

なんだかんだ昼下がりから始めて気づけば結構長い間やっていた。

CDも沢山の人が買ってくれたし色んな出会いがあったし心は満足だ。

だがしかし腹が減った。

路上ライブを終えると次に考えることはまず何を食うかだ。

そりゃもう決まってる

ラーメンでしょ!

地元の人々からのオススメを元に南香ラーメンに決めた!

写真を見てるだけでまたお腹空いてきた〜

「うんまっ!!!!」

軟骨付きのお肉が贅沢に使用された、ボリューミー且つしつこさの無い至福の一杯だった。

腹一杯食べてあとは風呂入って寝るだけ

空き家のシャワーが使えないので帰り道に温泉に寄ってひと風呂浴びることにした。

ここで風呂入るだけで終わらないのが今回のツアーのすごいところだ。

最高に気持ちいい気分で温泉から上がって脱衣所で着替えていると

隣で着替えていた少年が

「そのズボンかっこいいっすね、どこで買ったんすか?」

と話しかけてきた。

普段、半裸の状態で他人に話しかけられることはないので一瞬たじろぎつつ

東京で買ったと言う話のついでにコレコレこう言う経緯でいま鹿児島でツアーしていると話すと

ビックリした表情を浮かべながらも興味を持ってくれて

その場でインスタをフォロー、メッセージまでしてくれた!

彼はスケボーをしているらしい!頑張ってくれ!!


それにしても最後の最後までイベントフルな1日だった!

最後の一滴まで濃いんだけど翌日気分はスッキリ

まさに鹿児島の焼酎のようだ(←無理やり)

こちらが鹿児島の漢の飲み物、黒伊佐錦。

【今回のブロガー:弟Tomojiro】

大隅横川駅前コンサート

2022年の幕開けと共に始まったGoodMoon全国路上ライブツアー2/47県目、鹿児島編。

1月6日〜15日までの10日間に及ぶツアーの記憶を皆さんにお届けしていこうと思います!

GoodMoon全国路上ライブツアー、鹿児島編

「先生あのね、先しゅうぼくは弟といっしょに、はじめてかごしまにライブをしに行きました。とってもたのしかったです。」



The END。



さすがにこれだとブーイングが起こる。

でも小学1年生が書きそうな日記は、至って簡潔で的を射ている。

それでいてちゃんと5W1Hで構成されている。

スバラシい。

なのに大人になった僕らはわざわざそれを細かく分解して、妙に凝った表現を試みる。
“大人ぶって〜生きてくんだぁ〜” ( Nonkey Kong In The Zoo by GoodMoon )

この「とってもたのしかったです。」に全てが要約されていると言っても過言ではないけど、34歳だしもうちょっと頑張ってみようよ。

前回の山梨ツアー同様、この旅の感動を読者の方々にもちゃんと届けたいし。


鹿児島と聞くとみんな何を思い浮かべるんだろう。

自分の場合最初にパッと思い浮かべたのがパノラマな自然だった。

実際僕らが最初にステイした横川と言う町には、360度どこを見渡しても本当に美しい自然が広がっていた。

丸岡公園から望む霧島連山。

街灯のない真っ暗闇で見る満天の星。

神秘的な火口湖、大浪の池、

エトセトラ。


それらの景色は本当にダイナミックで感動的だった。

ただ、今回の旅のテーマはそんな瞳が表面的に捉えたものだけではない気がしてる。

目には見えなかったけど、そこに在って、ツアー中幾度となくこの心を揺さぶった”モノ”は一体なんだったんだろう。

それこそがこの鹿児島ツアーのテーマになりそうだ。



2022年1月8日、土曜日。

鹿児島県霧島市にある大隈横川と言う県内最古の駅でのライブ当日。

100年以上の歴史を持つこの無人駅には、レトロな黒い車体の特急「はやとの風」が走る。

木造の駅舎は、アップライトピアノがあったりと、一見お洒落なカフェの様でもある。

駅前は広々としていて、改札を出た右側には遊歩道の通る小さな公園もある。

昨日、初めてここを訪れた時に地元の方がこう教えてくれた。

「ここでは毎年平和コンサートが開かれるんだよ。」

「え?」

実はこの駅の柱には第二次世界大戦中に機銃掃射で撃ち抜かれた痕跡が今も生々しく残っているのだ。

光と影。

激動の時代をたくましく生き抜いてきたこの駅は、横川の人々の誇りとなり、そしてきっと彼らの心を一つに繋ぐ存在なんだろう、と感じた。



午前10時半、会場入り。

宿泊している空き家からは車でたった30秒の距離。

(↓ちなみにこれがそのHotel A・Kiya)

駅前で出迎えてくれた手作りの大きな門松が、俺の脳内で今年二度目の除夜の鐘を鳴らす。

ゴ〜〜〜ン。

「明けましておめでとう!」

そうだった、そうだった、新年だった;ドタバタでそんなことすっかり忘れてたよ;


小雨の降る中、すでにキッチンカーが数台並び、なんだかフェスの様。

機材を車から下ろし、早速準備開始。

テキパキ。

ちなみにこの駅前コンサートは、既存のイベントに参加すると言うものではなく、ゼロから僕たちGoodMoonの為に企画して頂いたものなのだ。

今回鹿児島ツアーを全力でサポートしてくれた横川出身のファンの方が、僕らに大隅横川駅でのライブを提案してくれて、その方のご親族や役所の方々、そして横川の人々の熱き協力の下、今回のライブが実現したのだ。

まさに夢の様な話である。

どこぞの誰かもわからない僕らを、歓迎してくれる横川の人々の寛大さ。

本当に贅沢なことだし、感謝してもしきれない。

ならば最高の演奏をみんなに届けよう。

今日は老若男女問わず、幅広い層のオーディエンスが来てくれるとのことなので、なるべくバラエティーに富んだセットリスト作りを意識した。


駅前にはちらほらと人々が集まりだす。

薄く広がっていた雲の切れ間からは、青空が恥ずかしそうに顔を覗かせる。


準備完了。

さてと、横川でいっちょやらかすか!

【第一部 (11:45 – 12:30)】

1 Unicorn
2 Can’t stop
3 Cube
4 Once in a while
5 Nonkey kong in the zoo
6 Nono
7 Snake bite / Silent siren


午前11時45分、遂にライブスタート!!

「どうもこんばんは、GoodMoonです!!」


早速間違える。


”こんにちは”でもちょっとまだ早い気がするけど、確実に言えることは”こんばんは”ではない。

まずはロックなギターと二人のハーモニーのバランスの良い出だしの3曲で、会場に漂う緊張感をほぐしていく。

肺に流れ込む空気がいちいちうまい。


そして4曲目の「Once in a while」、通称「タラリラ」でグイッとオーディエンスとの距離を縮める。

このご時世みんなで大合唱できないのが悔しいが、その分みんな懸命に体を使って「楽しんでるよ〜」と表現してくれる。

サビのタラリラ〜の部分でオーディエンスのみんなが楽しそうに大きく腕を横に振る。

右、左、右、左。

朝、駅前、足並みを揃えて大きく腕を振る人々。

ロケーションと相まってなぜかそれが”ラジオ体操”に見えてくる。

みんな一生懸命盛り上げてくれているのに、なんと言うことを!笑

演奏後はそんな感じの冗談を交えたゆる〜いトークで笑いを誘う。


最後は「Snake bite / Silent siren」でバシッときめて第一部を終える。

まずは横川ピーポーと仲良くなることに成功したぞ!

次のセットまでの間、キッチンカーの美味しい薬膳スパイスカレー&リゾットとタコスを頂く。

うまい、うまい、いちいちうまい。

【第二部 (13:30 – 14:15)】

1 ツバメ返し
2 Once in a while
3 ここにないもの
4 大人の運動会
5 All in your head
6 Killing time
7 ペロレラレボリューション


第二部は久々にセットリストに返り咲いた「ツバメ返し」で幕を開ける。

この曲は、2012年の欧州遠征中に出来た曲で今年でちょうど10歳を迎える。

Happy Birth Day Bro!

後半に向けどんどん加速していくタイプの曲で、若かりし頃はこの曲のおかげで何度ライブ中に流血したことだろうか。笑

「筋トレするならツバメ返しを弾け!」と言うことわざがあるくらい、この曲は体全身で弾く、いわば体育会系楽曲なのである。

ただ今回は血を流すことなく無傷で演奏し終えることができた。笑


4曲目の「大人の運動会」もわりと流血系楽曲(笑)なのだが、この曲の醍醐味はその手拍子にある。

と言うのも、捻くれ者の兄弟はこの曲の制作時、意地でも普通の手拍子をさせたくないと言う理由でヘンテコなリズムの手拍子を開発したのだ。

既に習得してくれているファンも多いけど、初めましての方にはやはりややこしい。

時々、曲に入る前にみんなで手拍子の練習をするのだが、そこで

「ストップ、ストップ、グダグダやないかいっ!」

的なツッコミを入れて笑いを取るのが楽しみの一つ。(性格わるぅー!笑)

今日もいつも通りそうなるだろうと思っていた・・・

が、

うんたた・・った・・・た

えぇっっっつ?!

なぜか、何故だかわからないが9割方初めましてのオーディエンスからほぼパーフェクトな手拍子が返ってくる。

え、マジでなんで?

アタフタ。

本来喜ぶべきことなのに、動揺したのち、むしろ悔しさが込み上げてくる。笑

ならばと、負けず嫌いの俺らはオーディエンスに挑戦上を叩きつける。

Tomojiroにキックで4拍子を刻んでもらいながら、俺が即興でややこしいリズムの手拍子をする。

「これできますか?」

パンパパンパンパパンパンンパッ

(オーディエンス)

パンパパンパンパパンパンンパッ


「こ、これはどうですか?」

パパンパンパンパンパパパパパパパパパパンンパッ

(オーディエンス)

パパンパンパンパンパパパパパパパパパパンンパッ

「・・・ちょっとまって、えっと、えっと、これはどうですか?」

ンパッパッパパパンパンパパンパパン

(オーディエンス)

ンパッパッパパパンパンパパンパパン

・・・参りました。

GoodMoon完敗。笑

裏でリズムを取ったり、16分休符もふんだんに入れたのに。。。

どうやら横川、もしくは鹿児島の人々はリズム感がめちゃくちゃいいらしい!!

I don’t know why!!

ドラマーを探すなら是非鹿児島にケ!(さりげなく鹿児島弁)

何はともあれこの手拍子バトルでまた一歩オーディエンスのみんなと仲良くなれた。


第二部も後半に差し掛かった頃、ふと自分の顔の左半分がほてっていることに気づく。

日差しが暑い。

朝方はむしろ横川の方が寒く感じられるけど、お昼を過ぎるとやはり東京より幾分暑い。

小春日和と言えなくもない。

ガッツリと直射日光に焼かれてく左半分。

最後にペロレラ・レボリューションを演奏して第二部終了!

ライブ後、物販にはCDや缶バッチを求めて列ができる。

数年前から僕らのファンで今日は遠征して見に来てくれたと言う方もいたり、ハッピーボルテージが気温と共にどんどん上昇していく。

第三部 (14:45 – 15:30)

1 Snake bite / Silent siren
2 ツバメ返し
3 こわ風
4 Last tear of a dictator 
5 太陽の血
6 Nono
7 記憶
8 乾杯
9 Once in a while

アンコール

10 Push the limits


第三部目ともなればだいぶ緊張感もほぐれ、いい感じに会場全体に一体感が生まれている。

泣いても笑ってもこれが大隅横川駅での最後のセット、カッコよくバシッと決めよう。

1、2曲とテンポ感よくタイトな演奏で攻めまくり、3曲目でガラッと雰囲気を変えてスムーズに「強風」。

そして4曲目で「Last tear of a dictator」。

遠征前、自然に囲まれた大隅横川駅をイメージした時に、リバーブのかかったこの曲がすごく似合いそうだね!と言う話になりセットリストに加えられた。

思った通りのどかな景色とマッチして、アルペジオが心地よく澄んだ空気に溶けてゆく。


5、6曲目は自分たちのこれまでの長きに渡る「音楽の旅」をテーマに作った楽曲。

どこまでも、この旅は続いてゆくよ〜 / 宝箱 掘り起こすより埋めるのさ 見つけてきた思い出詰めて〜」(Nono by GoodMoon)

まだ全国路上ライブツアーは始まったばかりだけど、いく先々で数え切れないほど沢山の素敵な出会いや感動を見つける。

この旅は誰かの埋めた宝箱を探しに行くものではなく、大きな空き箱に自分たちが各地で見つけた宝を詰め込んでいく、そんな旅なんだなとつくづく感じた。


8曲目、「乾杯」。

事前情報によると、長渕剛、通称”つよっさん”は鹿児島出身の方らしく、現地には根強いつよっさんファンが沢山いるとのことだったので、ちょうど成人式も近いのでカバーすることに。

下手に演奏したら暴動が起きかねない。笑

ばっちりリハーサルでハモリを合わせておいた二人。

ただ熱狂したつよっさんファンにマイクをハイジャックされる可能性もある、そう覚悟して歌ったが、終始みんなキラキラした笑顔で穏やかに僕らの演奏を見守ってくれた。

チェア〜ズ!
(このチェア〜ズに関してはまた次回何のことだか詳しく説明します。笑)

最後に三部連続で演奏した「タラリラ」でフィナーレを迎える。

先ほどのラジオ体操第一は、さらに激しさを増し、ここではラジオ体操第二に進化していた。

みんなで飛び跳ねたり、手拍子したり、フリースタイルでGo Go GO!

そして最後に定番のジャンプでジャーンジャカジャーンッ!

「どうもありがとう、GoodMoonでした!!」

パチパチパチ

無事に三部の演奏を終える。

よし、これで今夜も美味しく黒伊佐錦のお湯割を飲めるぞ!笑

と思いきや

アンコール アンコール


てっきりアンコールはないと思っていたので、慌ててギターのチューニングを戻しながら、急な思いつきで弟にミスチルの桜井さんの物真似をする様に促す。

桜井さん本人から電話がかかってきた的な、よく訳の分からないチープな演出を加える。

ミスチルの「Hero」を桜井エフェクターを噛ませて歌い始める弟。

そっくりやん!笑

会場からは歓声が上がる。

多分今回のライブでここが1番盛り上がったのではないだろうか。笑

その後桜井さんは、特急はやとの風に乗り去っていき、俺らは最後に「Push the limits」を演奏し三部に渡るロングセットを締めくくる。

このライブを一緒になって盛り上げてくれた皆さん、そしてイベントを実現する為に協力してくれた皆さん、本当にありがとう!!

左半分黒くなった俺の顔に吹くひんやりとした風。

気付けばもう夕暮れの時間。

お茶を販売していたキッチンカーの方が、最後にお汁粉をみんなに配ってくれた。

「え、いいんですか?」

心がじ〜んと温まる。


なんとなく、ここまでブログを書いて”目には見えなかったけどそこに在ったモノ”の正体に気づき始める。

その答え合わせをする前に、もう一つ話し忘れたリトルストーリーが。

この日、ライブの準備中にTomojiroがネジの壊れた持参のマイクスタンドをガムテープでなんとか固定しようと奮闘していると、地元の音楽をやられている方がマイクスタンドをさっと差し出してくれた。

困っている姿を見て彼はわざわざそれを家から持ってきてくれたらしい。

そしてライブ後に

「あのマイクスタンドは貰ってください、武道館かどこかで演奏する時にでも使ってもらえれば幸いです。」

との連絡を頂いた。

・・・。

いや、必ず東京ドームのステージのど真ん中で使わせて頂きます!!


もう答え合わせする必要もないかもしれないけど、この旅の間、目には見えなかったけど、ずっとそこに在って、この心を揺さぶり続けていたモノ。

わかった気がする。

それはいつか昭和の映画で見た様な、素朴で飾り気のない、他人を気遣う人間本来の優しさ。

そんな優しさがこの町には溢れていた。

僕らが育った奈良の小さな町にもそれが在った。

本当は横川の満天の星の様にそこら中に在るのかもしれない。

きっと街灯がそれを見にくくしてしまっているだけだろう。

そう思いたい。

こんな時代だからこそ、僕らはきっとそんな優しさを求めている。

え、真冬になんで川遊び?笑

さぁ、まだまだ続く全国路上ライブツアー2/47県目、鹿児島編。

次回は「鹿児島中央駅前初路上ライブ」について弟がお伝えします!



ところで、こんな長々と色々書いたけど、結局のところライブした感想は?


そうだなぁ。。。


「とってもたのしかったです!」笑。




【今回のブロガー:兄Kimitaro】




山梨県初ワンマンライブ@甲府ミュージアムハウス


ツアー最終日。


ツアー最終日で一番面倒なことは

そう、チェックアウト。


だいたいチェックアウトの時間が10時で

だいたいギリギリまで寝てて

だいたい部屋が散らかってるので

30分くらいで慌ててシャワーを浴びて荷支度をする必要がある。


そしてだいたいツアー中の予定は午後からなので

チェックアウトをしてからの数時間、宙に浮いた気分になるのだ。


ただ今回の最終日は中々スケジュールがタイトだ

宙に浮いてるどころかゆっくり便座に座ってる時間もない



10:00  チェックアウト

10:30 – 11:30  甲府駅周辺で食事、お土産物色

12:00  甲府ミュージアムハウス着 機材搬入

12:00-12:45 セットアップ、サウンドチェック

12:45  FM KOFUへ出発

13:15-13:30  FM KOFU “ゲッ☆チュー” に生出演

13:45  甲府ミュージアムハウス着

14:15   第一部スタート


さて、このタイトなスケジュールを無事こなせたのかと言うと実は途中一度だけ危ない場面があった。


天下のGoogle MapにニセのFM KOFUまで案内されたのだ


目的地に着いたら小さな駅の裏の空き駐車場みたいな場所に辿りついて正直オワたと思った


これがそのニセFM KOFUの所在地だ。


幸いニセFM KOFUから本当のFM KOFUまでそこまで遠くなかったので

何とか出演時間前に到着、ことなきを得た!


どうやら日本語で「エフエム甲府」と入れなければいけなかったみたいだ

ジローのばか(=゚ω゚)ノ(´∀`=)


逆にこのFm Kofuが何なのか気になる。

そもそも”エフエム甲府”ではなくて”エフマイナー古風”とかかも知れない、エム小文字だし

もしやこれは「次は古風なエフマイナーで行け!」と言う天からのお告げか?!


さて、まずはラジオ出演から振り返ってみよう!

エフエム甲府 “ゲッ☆チュー” への出演は、そもそも今回の山梨遠征のスケジュールがある程度固まって来た時に直接メールを送らせてもらって、

火曜日の番組パーソナリティを務める三浦さんから快く出演OKのメールをいただき今回の出演が決定した!


パーソナリティの三浦さんとたけいさん

二人ともミュージシャンとしても活動されていて僕らも自然体で話せて楽しくてあっという間の時間だった!

中央奥:三浦さん 手前右:たけいさん 左二人:音楽バカ兄弟
次回山梨ツアーでもぜひ遊びに行かせてください!!
(ガラス張りのスタジオなので次回はぜひファンの方にも生出演見にきて欲しいなぁ)


「それでは最後に聴いてください、GoodMoonで”Contrast” 」


お二人に挨拶をして背中でContrastを聴きながらスタジオを離れる。


ニヤニヤ余韻に浸ってる間も無く、甲府ミュージアムハウスへいざ舞い戻らん!


会場に戻るとすでにお客さんがカフェに集まっていた。

見覚えある人、山梨で出会った人、初めて見る人

期待と不安、緊張と興奮、ホーム感とアウェー感、しなびたたくあんと酔っ払った犬

様々な気持ちが入り混じりながらいよいよこのツアー最後のパフォーマンスが始まった!


〜第一部〜

01. Can’t Stop
02. Cube 

初めての土地での初ワンマンなので路上でもやり慣れてる曲から始めようとこの2曲にした。

狙い通り、まずはこれで落ち着いて演奏することができる。

と思ったのも束の間、一曲目の途中でハンディレコーダーを設置し忘れた事に気づく。

流石に演奏中には”Can’t Stop(止められない)”し

この2曲は流れを壊したくない

そんなこんな考えていたら

俺の頭はまさに “derangement in the cube(cubeの中の錯乱)” 状態だった。

03. 強風-Kowakaze-
04. ここにないもの

2曲とも2019年にリリースしたアルバム”Imperfections”に収録されている曲で

今回の山梨ツアーに向けて久々にレパートリーに加えられた楽曲

“強風” に関しては二人だけで演奏することはあまりなかったが、今回スラム奏法を冒頭に交えサビのハモリも少し変えてレベルアップして帰ってきた。

“ここにないもの” は

今まさに俺らがやっている全国路上ライブツアーへの意気込みにも近いメッセージが込められた歌だ

 “そこになくても 何処かにあるんだよ
 そんな理想抱き
 ここにないから 歩き出すんだよ 無我夢中で”

 “そこになくても 心にあるんだよ
 夢も詩も愛も
 形ないからつむぎ出すんだよ その全てを”


まさに「ここにないもの」「形ないもの」でも「心の中で思い描いているもの」をこの活動を通して応援してくれているみんなと紡ぎ出していく

そんな風に心の中で思いながら歌った

05. Reunite As Friends

タローがMCでも話したがこの曲は2018年にお互いがソロ活動を始める前にできた曲だ。

「友達として再会」と言う意味のタイトルはまさにソロを始める前に

この先もしかしたら二人で音楽をやることもないかも知れない

お互いの成功を願いつつ、もしまた会った時は友達として再会しよう!

と言う思いを歌った曲だ。

06. Oxygen

この曲は去年、J-Wave発デジタル音声コンテンツ配信サービスSPINEAR(スピナー)にて配信の向井理朗読による高崎卓馬のSF小説『グレープフルーツムーン』エンディングテーマ曲として書き下ろした曲。

今回はピアノとアコギの弾き語りバージョンでお届けした!
ワンマンライブではこう言う曲も演奏できるのが嬉しい


07. Last Tear Of A Dictator

バラードだけどタッピングしまくる曲だ。

ただこの曲のチューニングが特殊な為、普段のライブではあまり演奏されないと言うレア曲。

一応ギターヘッズの為にチューニングを載せておこう
6弦から順に

D G C F# A D

チューニングが特殊なため一箇所を間違えると頭がテンパって一気に分からなくなると言う危険性を孕んだ曲なのだが、今回見事に一箇所迷子になった。

それでもギターを長くやっていると「誤魔化す技術」も上手くなるのでみんなにはそこまで分かられていなかったかも知れない。

でも悔しいので次回ライブではしっかり弾くぞ!!


08. All In Your Head

2019年、フランスツアー中に生まれた曲。そう、生意気にフランス生まれ。

できた当時はタッピングしながら歌う曲が他にほぼなかったので

「こんなもん弾きながら歌えるかーっ!!!!」って100回くらいつっこんだが

気づけば歌えるようになっていた。

今回のライブではドラムトラックを流して演奏。


09. Killing Time

この歌はサビで気持ちが入れられるかどうかが肝になってくる。

たまにピッチを外さずうまく歌おうとし過ぎると気持ちが入らなくなる

肩の力をすっと抜いた時に気持ちが入る余裕が生まれてくるのだ

今回は気持ちの入る余裕がうまく作れた。


10. 記憶

コロナ真っ只中に作った曲で一番コロナ禍の心境がにじみ出ている歌かも知れない。

 どうしているんだろう? まだ果たせない約束
 そばにいたいんだよ 決して触れられなくとも


そしてこの歌は何だかんだ歌モノの割に演奏が難しく

「こんなもん弾きながら歌えるかーっ!!!!」って200回くらい練習しながらつっこんだのも今となっては懐かしい「記憶」だ


まだまだライブでの演奏歴は浅い曲だけど何だかんだこの日が一番気持ちよく歌えた気がする

11. 太陽の血

2017年にMunizOとして活動中に作った曲。

当時は当然バンド編成のロックアレンジだったが今回は二人のアコギロック風にリアレンジ

スラム奏法を取り入れパーカッシブなギターアレンジにまとめた。

今回このバージョンではライブ初披露だったがこの時点で緊張はしてなかったので純粋に楽しんで演奏できた。

これからどんどんライブで成長させていきたい楽曲の一つだ。


12. Nono

今回は弾き語りバージョンでお届け。

 “どこまでも この旅は続いてゆくよ のらりくらり
 宝箱 掘り起こすより 埋めるのさ”

この旅はまだ始まったばかり、これから何年もきっと続いてゆく

誰かが残した宝箱を掘り当てるんじゃなくて

自分の人生の中にある宝物を見つけて日本各地に埋めてゆく

いつかその宝箱をまた開いてみんなで笑い合える日を思いながら


さて、そんな訳で前半戦が終わった。

いよいよ残すは後半戦、ロック系セットリストのみだ!

あいだ時間の休憩中、カフェで軽食をいただいた。

とっても美味しかったので写真を載せておく



後半戦の方が実は気が楽だった

と言うのもご存知の通りこっち系のセットリストの方が慣れているからだ

〜第二部〜

01. Contrast
02. Unicorn
03. Push The Limits(for better)

最近の路上でもお馴染みの冒頭2曲と久々レパートリーに投入のぶち上げ系ソングPush The Limits、3曲続けて演奏!

MCを挟んで


04. ペロレラ・レボリューション

みんなにペロレラ言わせられるようになる日が待ち遠しい。

ぜひそれまでみんな各自個人練習しておいてくれ!


05. Razor Gazer

音源版とは違うHipHop的なビートでリアレンジしたドラムを流しての演奏。

こちらもサビで早くみんなでイェーと叫びたい。

けどみんなのイェーって言いたそうな表情も見れて今はそれで満足。


06. Silent Siren

TarO&JirO時代からの定番ソング

多分目を瞑ってでも演奏できる笑

しばらくお休みしていたが最近またレパートリーに戻ってきました!


07. Nonkey Kong In The Zoo

最近路上でも定番のノンキー

後日談で、甲府の路上で聴いてくれた親娘がCDを買ってくれて

娘さんがこの曲がお気に入りでヘビロテで聴いてくれてるみたい

あー、こう言う出会い本当に嬉しい。


08. 落下

今回山梨ツアー実現に向けてブッキングから企画まで色々と尽力してくれた僕らの熱きファン、通称”わ~さん”からのリクエスト曲

みなさん自分の父親の前歯が落ちる瞬間って見たことあります?

僕らはあります。

人って前歯がないだけで結構人相変わって見えるんですよね。

それがあまりにも衝撃的で思わず生まれた曲です。

超久々のライブでの演奏だったので結構練習頑張りました。

練習の度に「オヤジの前歯が昨夜とれた~」がうちの近所に鳴り響いていた訳です。

わ~さん改めてリクエストありがとう笑


09. Falling Outta Love

よくよく考えるとこの曲も恋から「落下」する曲だ。

よくFall in love(恋に落ちる)って言うけど

英語だとFalling out of love(恋から転がり落ちる)とも表現する。

そういえば今回の缶バッチも恋から転がり落ちている表現がモチーフになっている

兄Kimitaroによるオリジナルデザイン缶バッチ


10. つま先

この曲もTarO&JirO時代からの定番曲

昔この歌の歌詞を読んだ知り合いに

「写経とかすると良いよ、心が落ち着くよ」

と言われたほど割とダークな歌詞の世界観になっている笑

ただ実際に心が乱れていたと言うより、何かこの曲が持つそう言うダークでカオス的な世界観を表現したかったのだ


11. When I feel on top of the world

この曲は二人でやるのは今回が初めて?かな

と言うのもこの曲って個人的にはドラムありきだと思ってて

あのリズム感を二人じゃ中々再現できないと思っていたんだけど

一度試しにキックをちょっと激しめのリズムでやってみたら案外しっくりきてやる事になった!


ここで普段のキックの蹴り方を説明するとだいたい四つ打ちなんですね

四つ打ちっていうのはいわゆるクラブとかでも流れてる

「ドゥン、ドゥン、ドゥン、ドゥン」ってやつです。


ある意味一番ノリやすく一番シンプルなビートです。


ただこの曲の場合、普通に四つ打ちでキックを蹴ると

かなり速く蹴らなきゃいけなくなって、聴いててもやかましい感じになってしまう。


そこで四つ打ちじゃないリズムを打たないといけない

しかもギターを弾いて歌を歌いながら笑


どんなリズムにしようか試行錯誤してるうちにしっくりくるタイミングが見つかりました。

「ドゥドゥン ドゥッ ドゥンドゥッ ドゥンドゥッ」

です笑


12. 大人の運動会

When I feel on top of the world からのこの流れ、本当に運動会に参加してる気分笑

でも自分たちでも演奏しながら思わず楽しくなっちゃう曲

13. Once in a while

最後はみんなに立ってもらって演奏!

ペロレラにしろ、タラリラにしろどうやら俺らは自分たちが滑舌悪いクセに難しい単語を歌わせるのが好きみたいだ。

最近僕らを知ってくれたファンはまだライブで歌わされた経験がないので

みんなで歌えるようになった時に面喰らわないようにこっそりひっそり練習だ!

周りから変な目で見られても責任は取らないけどね!


いやぁしかし本当にあっという間だった。


やりきった。。。

と言う達成感に浸る間もなく聞こえてくるはアンコール替わりの拍手。



そうか…普通ワンマンってアンコールやるんだった笑


「みなさん、終バスの時間は大丈夫ですか??」

「まだ大丈夫です!」


もちろん嬉しい、嬉しいんだけどつい今25曲を歌い終え

何を歌えば良いか分からずたじろぐタロジロ。タジログタロジロ


「リクエストはありますか?」


…ニルヴァーナ!

…プッシュ!(Push the limits)

…煙!


様々なリクエストをもらう中、何故かさだまさしの「無縁坂」が頭の中に降ってきた


取り敢えずこれを歌おう。

 母がまだ 若い頃 僕の手を引いて
 このさ


坂を登ろうとした辺りでタローに阻止される。

歌い始めたら完全にさだの気分になってしまったのだが

最終的に仕方なくニルヴァーナのSmells like teen spiritをやることに!

14. Smells like teen spirit

最後の

アディナイヤ〜を叫びきって終了!


いや、今回は本当にやりきった〜本当にみんなありがとう!!


そして最後の最後に今回のサブ企画である”What a Wara?!”の物々交換を実施!


わらしべ長者みたいに物々交換をして47都道府県を経て一体何になるか?と言うこの企画

まずは今回この僕らのサイン入りピックが


ジャーン!!!!


こちらの甲府ミュージアムハウスの猫のケータイストラップになりました!


わーい、とか思いつつこれは俺らがもらうわけではない笑


僕らの使命は伝道師としてこれを預かり次の県に繋いで行くことだ!!



そんな訳で僕らの4日間のツアーの全イベントを終えた!!!!

外を出るとすでに肌寒かったがホンワリポカポカした気分で荷物を車へ戻してゆく


今夜で最後かぁ〜甲府でもう一泊していきたいなぁ

なんてふつふつ湧き上がってくる気持ちを必死で抑え込み


最後の最後に本場甲府駅前のほうとうのお店へ


沁みるう〜

食べてると次から次へと色んな食材がスープから顔を出して何だか楽しい

腹ペコ音楽バカ兄弟には最高の一杯でした!

まさに心もお腹も満タン!


後は安全に帰るだけ!


甲府の街にさよならして中央高速に乗り込む


「さ、そろそろインスタ配信始めるか!」


真っ暗な深夜高速、二人だけの車の中で

小さな明かりが静かに灯ってゆく…


今回のブロガー:弟トモジロウ

甲斐清和高校スペシャルライブ

タイトル:弾け合う光の粒
甲斐清和高校でのスペシャルライブの楽しい雰囲気を絵にしてみました!


ツアー3日目、甲府市内のホテルで目を覚ます。

予報では雨だったが、なんとかまだ持ちこたえている。
けな気に雨男の登場でも待っているのだろうか。

大体こう言うツアー先では

「明日は早く起きて観光しよう!」

とか

「朝一ジョギングに行こうぜ!」

と言った半信半疑な決意表明をし合って眠りにつく。

が、9割方その決意は忘却の彼方へ葬られる。

今回に限ってはそもそも最初からアラームすらかけていない。

むしろ二日間のそこそこハードなスケジュールを言い訳に兄弟そろって寝倒す。笑

さて、今日は待ちに待った甲斐清和(かいせいか)高校でのスペシャルライブだ。

この高校は県内で唯一音楽科のある高校らしく、今日集まってくれる生徒さんたちも音楽科の子が多いとのこと。(嬉しいことに本番は他学科の生徒さん達も来てくれました!)

多分みんな英才教育を受けていて絶対音感のあるプロディジー(天才)たちなんだろう、と勝手な想像を巡らせる。

「そこの音、フラットしてませんか?」

とか言われたりして。笑

そんなことを考えては、高校での初ライブでただでさえ緊張している自分にわざわざ余計なプレッシャーをかけてみる。

ただ、音楽に学歴も年齢も国境もへったくれもない。

最終的に大事なのは、やはり気持ちである。

全力でライブを楽しんだなら、そこにはいつも笑顔がある。

演者とオーディンスが一体となってお互いハッピーな気持ちを引き出し合う。

それこそがライブと言うものだ。

今日も気負うことなくありのままの自分たちの音を届けよう。

よしっ!!!


そう気合を入れてチラっと横を見ると、しなびたたくわんの様な顔をしてノコノコとベッドから起き上がる弟の姿。

・・・。

昼間はイケメンなんだが。
きっとイケメンをパートタイムでやっているのだろう。

ヒュゥゥゥゥ〜〜〜(空気の抜ける音)

あぁ、また気合を入れ直さなきゃ。笑



結局ホテルを出たのはお昼を過ぎてから。

16時半の集合時間まで、お弁当でも買って舞鶴城公園にでも行ってみよう。


すると


ポツポツポツ・・・

待ってました!

とばかりに降り出す雨。

あぁ、なるほど、俺らを待っていたのね君は。(GoodMoon雨男説)


ならば、モスバーガーに行こう。(なぜ?笑)

ほうとうが有名な甲府で、モスバーガーを食べながらセットリストを考える兄弟。


色々試行錯誤した後、下記のセトリが完成。

1 Can’t stop (レッチリの曲を自分たち風にリアレンジしたやつ)
2 Silent siren
3 Unicorn
4 ペロレラ・レボリューション
5 All in your head
6 Killing time
7 Once in a while

45分間、全7曲。

なかなかボリューミーである。


セトリも完成し、山梨の名物モスバーガーで腹も満たされ準備完了。笑

一度ホテルに戻り、ふやけたたくわんと山籠り3年目みたいなヒゲ面をシャワーで洗い流し、衣装に着替え、荷物を車に積み込み込んだなら、いざ甲斐清和高校へ出陣!


ホテルから高校までは法定速度を守って12、3分くらい。

X JapanのYoshikiさんなら2、3分。


高校に着くなり早速搬入開始。

入り口付近で学生たちの元気そうな声が聞こえる。

うわぁ、この感じ、懐かしい。

そしてなぜか妙に「先生に見つかったらヤバいっ!」みたいな感覚が戻ってくる。笑

アタフタ。


まずは入り口で出迎えてくれた生徒さんたち、今回のツアーを全力でサポートしてくれている甲府のファンの方とそのご家族、そして今回この突拍子もない高校でのロックライブを快く引き受けてくださった素晴らしき先生に挨拶をする。


「こんにちは、初めましてGoodMoonです!本日は是非よろしくお願い致します!」


雨の中、機材を車から降ろす。

元気な少年たちがテキパキとそれを階段で3階の音楽室まで運んでくれる。

終始楽しそうに。

なんか、もう、なんて素敵な生徒さんたちなんだ。(お父さんの気分。笑)


音楽室は思いの外大きくて、ちゃんとステージもある!

フロアーに並べられた、思っていた以上の数の椅子。

そしてなぜか急に窓から入り込んで来た鳥。(これマジ。笑)


セッティングからライブまでそんなに時間がないので、俺らも生徒にならってテキパキと準備をする。

用意されたステージなら、傷のないスピーカー、折れ曲がっていないマイクスタンド、色の揃ったタコ足。

メジャーの頃、そんなステージですらありがたみを感じられなかった時期もあったなぁ。

常に焦燥感に駆られ、「俺らはもっとでかく、もっとビッグにならなきゃ。」

と、いつももがいていた。

でも今またこうやって一から弟と二人で作り上げていくステージ。

路上ライブで使い古された機材にも愛着が沸く。

ハチャメチャだった自分を恨むことは、もうあまりしない。

それよりも、今もなお一緒に夢を追ってくれる相方、そしてファンの方々に改めて感謝してこの日々を噛みしめる。

今なら絶対逃げ出さない。



おいっ!

しんみりと回想にふけてる場合じゃないぞ、自分!

準備が終わったならさっさと楽屋でストレッチして、かっこいいライブをかましてこい!

Go Go Go!



パチパチパチ。

隣の部屋から生徒さんたちの拍手が聞こえる。

「よし、いくべ!」



一曲目、Can’t stop


天井の高い部屋の自然なリバーブが心地よい。

トモジロウのギターのタッピングと、俺のチキンピッキングの弦の音が絡まり、そこに兄弟ハーモニーが乗る。

まずは空気中に流れる緊張感をこの曲でほぐし、生徒さんたちとの距離を縮める。


そして2曲目、Silent siren

ギター2本、声2つ、キックドラム1つの定番曲。

これまで国内外問わず、色々な場所の色々なフェスや路上で何千万回も演奏した曲。

冗談抜きに寝ながらでも弾ける。笑


「やれなんだ〜それがどうした〜」

のサビメロの弾き語りから始める。

イントロに入ったところで手拍子を煽る。

すると今まで聞いたことのないような安定感のある重厚な手拍子が返ってくる。

ぬぉぉぉぉおお!!なんだこのど迫力な手拍子は!!

自然なリバーブが更にそれを際立たせる。


これがプロディジーたちが繰り出す必殺技か?!


正直言おう。

若干動揺してしまった。笑


と言うかあまりのパワフルな手拍子に寝てても弾けるはずのギターのフレーズが一瞬飛びそうになった。

これが若さと言うものか!(圧巻である)


3曲目、Unicorn

この曲は変拍子の為、大抵の場合は手拍子を煽っても途中で途切れる。

が、引き続きこの曲も一切リズムがズレることなく必殺技が音楽室を埋め尽くす。


4曲目、ペロレラ・レボリューション

この時点で、このリズム感、間違いなくタンバリンを叩かせたら面白くなると確信。笑

タンバリン奏者を募る。

音楽科の校舎なのでもちろん数人分のタンバリンがある。

それどころかマラカスまである。笑


俺側にタンバリンとマラカス奏者、トモジロウ側に二人のタンバリン奏者。

めっちゃ健全なSlipknotって感じのスタイル。笑
(アメリカの9人編成のメタルコアバンドでライブ時にドラム缶を激しく叩いたりする。)

簡単なリハーサルを行い、いざ本番!


「1、2、3、4」

メインのイントロに入った瞬間、一斉にタンバリン×3、マラカス×1、手拍子×数十人分が鳴り響く。

カオスやっ!!!!笑


最高。


最高に楽しすぎて、久々に歌いながら自然と笑みがこぼれてしまった。
(このライブの模様を僕らのYouTubeにVlogとしてアップしました!)

Radioheadとか”実験的”と言う言葉の似合うバンドがドラムを二台取り入れてライブしたりとかあるけど、タンバリン×3、マラカス×1、手拍子×数十人分って斬新過ぎないか?笑

生徒のみんなも、この分けのわからぬ「ペロレラ」と言う言葉を心の中で一緒に歌い、そして楽しそうに体を揺らし、自由に喜びを表現していた。

最後は打楽器隊のみんなと共にジャンプしてジャカジャ〜〜〜ンッ!



場内からは笑い声、そして歓声が沸き起こる。

幸せすぎ。


5曲目は、簡単にMCをし、落ち着きを取り戻してからAll in your head

歌いながらみんなの顔を見渡してみる。

目の前に座って僕らの音楽を一生懸命聴いてくれている彼らの瞳の輝き。

純粋さと希望でいっぱいだ。

きっと彼らには彼らなりの悩みだっていっぱいあるし、もう子供ではない。

でも、本当にビックリするくらい素直な瞳からは、なんと言うかすごくポジティブな光の粒が放たれていて、自分の中にある”何か”とそれが強く共鳴し合うのを感じる。


6曲目のKilling timeも、ずっとその光の粒に包まれながら心地よく演奏した。

このブログの最初の絵は、そのポジティブなエネルギーにインスピレーションを受けて描いたもの。

どうか、その輝きをなくさないで欲しい。

と言うか、なくさないでいられる世界にしていかないとな。

と切に思った。



そして、今回のこのスペシャルライブを締めくくる最後の曲は、Once in a while

いつもなら、イントロ前の序章部分で「Wow Yeah yeah〜」とみんなで大合唱なんだが、今はまだコロナのことがあるから我慢。

4年後、東京ドームでライブする時にまた一緒に大合唱しよう。

ペロレラの次はタラリラ〜と歌い、作曲を勉強している学生さんたちは

「作曲はこんな自由でいいのか?」

と疑問を持ったかも知れない。


いいのです。笑


全7曲を歌いきり、ジャ〜ンジャカジャンッ!



もう心が幸せで破裂しそう。

ごちそうさまです!!


と思いきや、まさかのアンコール!


よし、最後はまたあのリズム隊を交えてフィナーレだ。

アップテンポなやつでいこう。


カナダで活動していた時にTOYOTA GAZOO RacingのCM曲としてオファーを頂き書いた曲

Push The Limits (for better)」を演奏。

さっきに増してタンバリン、マラカスの演奏技術に磨きがかかっているのは気のせいか?!

既に楽しい〜と言うより普通にカッコエエ!みたいなバンドとしての一体感が生まれてる!


よし、新バンド「GoodMoonと甲斐清和高校打楽器隊の愉快な仲間たち」結成だ。笑


あぁ、こんな素晴らしい経験はなかなかさせて貰えない。
改めて、今回このライブを企画してくれたファンの方、そして甲斐清和高校の先生方に大感謝である。

そしてそして、僕らの音楽を全力で楽しんでくれた生徒の皆さん

本当に、ほんとーーーにありがとう!!


ライブ後、質疑応答があり、生徒さんからの質問にしなびたたくわんと山籠り三年目のヒゲ面が一丁前にアドバイスをする。

偉そうなことは全く言えないけど、自分自身も20代の頃、道しるべになる誰かの言葉を求めていた。

だから丁寧に、正直に、自分たちの経験に沿ってアドバイス、と言うよりは必要な時にどこにでも持ち運べるポケットサイズの言葉を伝えた。


質疑応答も無事に終わり、最後に花束まで貰う。

もうこれ以上優しくしないでください。笑

帰りたくなくなっちゃうので。笑


その夜、夕食を終え、心も胃袋も満腹な兄弟二人は舞鶴城公園へ。


そもそも朝一のジョギングなんかより夜の散歩の方が数倍気持ちいい。
(懲りぬ言い訳。)


天守台から甲府盆地を一望する。

夜の風に瞬く光。

あぁ、綺麗だなぁ。



今まさに始まったこの旅の先に、ずっと探してきた答えがある気がしてる。


あの生徒たちの瞳から放たれる光の粒は、きっとこの胸の中にまだいる、幼き頃の自分のそれと弾け合ったのだろう。


今回のブロガー:兄キミタロウ

山梨ツアー、Day 2

はい、と言うことでライター代わりまして弟Tomojiroがお届けします、山梨ツアー旅日記Day2!

皆さんそもそも甲府ってどこにあるか分かります?

文字で表すと

 山山山山
山    山
山 甲府 山 八王子ー中央線ー新宿
山    山
 山山山山

  湖 湖 湖

   富士山



って感じの場所にあります。笑


そう四方を山に囲まれてるんですよ。

これって俺らの故郷奈良にもよく似てるんですよね。


奈良は


     京都

    山山山山
   山    山
大阪 山 奈良 山
   山    山
    山山山山



こんな感じです。

甲府に来た時の妙な親近感はこれだったのかも知れません。


ちなみに進撃の巨人の主人公、エレンの出身地「シガンシナ区」はこんな感じになります。



 ウォール・マリア
壁       壁
壁 シガンシナ 壁
壁       壁
 壁壁壁壁壁壁壁

巨人 巨人 巨人 巨人



僕らの世界には巨人はいませんが、奈良人からすると都会人(大阪人)は脅威的な存在だったりするので似てるっちゃ似てますね。笑

嘘です。大阪人大好きです(手汗)



はい、そんな訳で僕らの山梨ツアーDay2始まりました!


Day1でも言った通り一度東京に戻ってからまた甲府にやってきた訳なんですが、すでにホームグラウンド感。笑

ロータリーで車から荷物を降ろしてDay1と同じく「成城石井」前でセットアップ


ルンルンと準備をしていたら近くでギターの音が聞こえてきたではないか…!!

よく見ると駅前広場のヨドバシ側で弾き語りの女の子が路上ライブをやり始めたではないか!


まさかの甲府駅での路上ライブバッティングに動揺。

甲府駅で繰り広げられる「ヨドバシvs成城石井」の熾烈なバトル

いや、と言うかふつう音があまり被らないくらいの距離でやるか、やるにしても始める前に声をかけて欲しいんだけどな、と思いつつ
(一応こちらが先にセッティングを始めていたと思うので)


「まぁここは新宿駅じゃなくて山梨、甲府駅。」

「郷にいれば郷に従え」

「人は城、人は石垣、人は掘」

「こんにゃくは芋で出来ている」


と心を落ち着かせ

とりあえずどれくらいやる予定なのか聞きに行こうと近づく。


まぁもしかするとあちらも山の防壁を超えて巨人がやって来たって驚いているかも知れない。

こんなところで俺らがやっていることの方が甲府駅としては珍しいことだし


曲が終わったタイミングでなるべくフレンドリーに、低姿勢な感じで


「すみません~今日ってどれくらいまでやってますか?」

と聞いてみた。

すると後3曲ほどで終わると言うことだったのでそれまで待つことにする。


ストレッチをしたりしてる間にその子も終わったのでいざ開始!!


当然新宿駅の様に人通りは多くないけど、徐々に人が立ち止まる。

MCをする。

チラシを配る(と言うか配ってもらう)

そして中には昨日駅前で聞いて良かったからまた聴きにきたという人もいて感激!


今回の山梨ツアーの為、用意してきたレパートリーをかたっぱしから演奏し尽くす。

このままオールナイトで歌っちゃう?と冗談言いつつ

午後8時を過ぎたあたりで人通りもだいぶ少なって来たので引き上げることに。


眠らない街、新宿、渋谷とは違って甲府はちゃんと眠るのだ。

健康なのだ!


2日間の甲府駅前路上ライブを終え、無意識に感じていた緊張が一気に解ける。

横を見るとタローの顔が緩んで酔っ払った犬みたいな顔になっていた。

この顔で運転しているところを警察に見られたら職務質問されちまうぜ


まぁとにかく今夜は甲府に泊まれるのだ!

路上の荷物をまとめてホテルにチェックイン!


甲府の夜の街に繰り出したい気持ちを抑え、と言うか何だかんだ疲れていた二人は

結局ホテルでシャワーを浴びてビールと山梨ワインでチビチビ部屋飲み


そして明日の高校でのライブに向けて思いを巡らせながらバタンキュー



最後にその夜ホテルのテレビ(NHK)で流れていたバレエがとても良くて見入ってしまったので紹介しておく

バレエ「ノートルダム・ド・パリ」と言うタイトルだと言うのを後から調べて知ったのだが


何と言うかバレリーナ(バレエダンサー?)の動き一つ一つが面白くて


また舞台上の演者達の配色感だったり、何ともハッピーそうではない感じのストーリー構成だったり俺らの好きな要素が沢山あって、眠い脳みそを無理やり起こして思わず見入ってしまった。


みんなもよかったらチェックしてみて!


今回のブロガー:弟Tomojiro